参議院議員として繰り上げ当選を決めた神取忍。
井脇ノブ子自民党衆院議員に金髪での登院を止めるよう進言され、
黒髪を染めて初登院した。
この2人には、男装する女性という共通点がある。
だけど、2人の男装してる意味は全然違う。
神取忍の男装はごく自然だ。
きっと、小さい頃からわんぱくで (おてんば、ではない)、
小学校には短パンで通い、
休み時間は男の子と泥だらけになって戯れ、
放課後は、近所の柔道の道場に通う毎日だったに違いない。
女子中学生になっても、女子高生になっても、
神取忍のクローゼットには、スカートはない。
無理してスカートを穿かないのではない。
ズボンを穿くことが、彼女にとって自然だから。
見ているこちら側も彼女のパンツスーツに違和感はない。
これに対して、井脇ノブ子の男装は不自然だ。
おそらく、男装を始めたのは、大人になってからだと思う。
井脇氏は初当選までにかなり苦労したらしい。
男女差別を受けることもあったろう。
だから、井脇氏の男装は、「男性と平等に戦うため」の手段なのだ。
さくら色のスーツを選んでいるのは、男性と平等の立場に立った上で、
今度は女性という性をアピールするため。
本人はさくら色のパンツスーツが今の自分に一番自然、と思っているかもしれん。
だけど、見る側からすれば、違和感ありまくり。
なぜなら、井脇氏にとって、男装は手段にすぎないから。
そんな井脇氏が神取忍に髪の色についてご進言。
いともあっさり神取忍は黒く染めた。
神取忍にとって、金髪はあくまでプロレスラーとしての飾りに過ぎないから。
神取忍は、男装は止められない。
でも、国会議員として黒髪を染めることは、さほど抵抗はなかったのだ。
一方の井脇氏は、本当はさくら色のスーツを止められるはず。
だけど、彼女自身、このスーツで男性と戦ってきた。
これからも戦いを続けるであろう彼女に、スカートを穿くという選択肢は、ない。
