2006-10-04 Wed
なぜ神取忍の男装は許せて、井脇ノブ子の男装が許せないのか

参議院議員として繰り上げ当選を決めた神取忍

井脇ノブ子自民党衆院議員に金髪での登院を止めるよう進言され、
黒髪を染めて初登院した。

この2人には、男装する女性という共通点がある。
だけど、2人の男装してる意味は全然違う。

神取忍の男装はごく自然だ。

きっと、小さい頃からわんぱくで (おてんば、ではない)、
小学校には短パンで通い、
休み時間は男の子と泥だらけになって戯れ、
放課後は、近所の柔道の道場に通う毎日だったに違いない。

女子中学生になっても、女子高生になっても、
神取忍のクローゼットには、スカートはない。

無理してスカートを穿かないのではない。
ズボンを穿くことが、彼女にとって自然だから。

見ているこちら側も彼女のパンツスーツに違和感はない。

これに対して、井脇ノブ子の男装は不自然だ。

おそらく、男装を始めたのは、大人になってからだと思う。

井脇氏は初当選までにかなり苦労したらしい。
男女差別を受けることもあったろう。

だから、井脇氏の男装は、「男性と平等に戦うため」の手段なのだ。

さくら色のスーツを選んでいるのは、男性と平等の立場に立った上で、
今度は女性という性をアピールするため。

本人はさくら色のパンツスーツが今の自分に一番自然、と思っているかもしれん。
だけど、見る側からすれば、違和感ありまくり。

なぜなら、井脇氏にとって、男装は手段にすぎないから。

そんな井脇氏が神取忍に髪の色についてご進言。

いともあっさり神取忍は黒く染めた。
神取忍にとって、金髪はあくまでプロレスラーとしての飾りに過ぎないから。

神取忍は、男装は止められない。
でも、国会議員として黒髪を染めることは、さほど抵抗はなかったのだ。

一方の井脇氏は、本当はさくら色のスーツを止められるはず。

だけど、彼女自身、このスーツで男性と戦ってきた。
これからも戦いを続けるであろう彼女に、スカートを穿くという選択肢は、ない。


神話(カンワ)神話(カンワ)
神取 忍 (1997/12)
マガジンハウス

親革命、子革命―修羅場で親子は泣いて笑った!親革命、子革命―修羅場で親子は泣いて笑った!
井脇 ノブ子 (2000/12)
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