A君とB君はずっと喧嘩してた。
原因は靖国問題と、歴史認識。
A君にはポリシーがあるし、B君にも面子がある。
どっちも負けるわけにはいかないし、なかなか決着がつかなかった。
でも、A君は新しいA君に生まれ変わった。
A君「もう僕は昔のAではないんだよ。
だから、B君、もう一度僕と仲良くしてくれないか。
今度はうまくやるからさ。」
B君「分かったよ。僕もこのままじゃよくないと思ってたんだ。
仲直りしよう。
そして僕たちが仲直りしたことをみんなに報告しよう」
そうして2人は仲直り。一件落着のはずだった。
だけど、2人の関係が修復するのを横目で見ていたC君。
C君「あんなに喧嘩してたのに、なんで2人は仲良くなったの?
僕の家にはお金がない。ご飯を食べるのも大変だ。
2人にはちょっとは援助してもらったけど、それが僕を仲間はずれにする原因なの?
そりゃあ、援助してもらったお金を別のことに使ったりもしたけど、
僕ん家はなぜだかみんなから嫌われてるから、
喧嘩を売られても大丈夫なように、準備しとかなきゃならなかったりするんだよ。
仕方のないことなんだ。
お金の横流し? そんな細かいこと言われても。
あと、A君はいつまでも僕が拉致したA君とこの女の子を返せっていうけどさ、
そんな昔のこといつまでも言うなって。
あの時は僕の味方が減るかもっていう危機感があったんだ。
喧嘩があったときに備えて、ちょっとでも情報収集しなきゃならなかったんだ。
仕方なかったんだよ。
あーあ、
このままじゃ僕はどんどん仲間はずれになってしまう。
僕はキレたら何をするか分からないんだってこと、A君とB君に分からせてやれ!
いきなりミサイル発射はまずいから、とりあえず核実験だけにしとこうかな。
またA君とB君は文句言うだろうけどね。
でも、仕方ないんだよ。
仲良いのを見せ付けた、A君とB君が悪いんだからね。」
 | 北朝鮮自壊 重村 智計、長谷川 慶太郎 他 (2004/02/13) 東洋経済新報社 |
