映画「セーラー服と機関銃」は3回くらい見た。
原作も何度か読んだ。
で、本日スタートしたドラマ、「セーラー服と機関銃」、見てみましたよ。
比較はどうしても、してしまう。
例えば、主人公星泉の父親が急死した悲しみの表現の仕方。
映画版で薬師丸ひろ子は涙を1滴も流さずに、
祭壇に手を合わせて、「でも、大丈夫」(うろ覚え)と言うだけ。
たったこれだけで、父が死んだ悲しみを表現する。
これに対してドラマ版で、長澤まさみは、
学校をサボり、父と行くはずだった浅草で丸一日過ごす事で、悲しみを表現する。
映画館で、煎餅を泣きわめきながら食べたり、けっこう大騒ぎ。
考えてみれば、映画版で、薬師丸ひろ子が泣くシーンはほとんどない。
唯一覚えているのは、
ヤクザの組員の運転するバイクの後部座席に乗ったとき、
「組長、俺の背中が濡れてるんですけど」(超うろ覚え)とか言わせて
泣くシーンを表現してた気がする。
遠くから撮影してるので、薬師丸ひろ子が涙を見せる事はない。
非常に間接的な表現だ。
映画版は感情表現の表し方が淡白なのである。
でも、決して感情表現そのものが淡白なのではない。
淡白に表すことで、より激しく喜怒哀楽を感じさせるのだ。
これに対して、ドラマ版は感情表現の表し方が、派手。
今日も自殺しようとする堤真一に、
「あなたが死んだら悲しむ人がいるでしょう!」とまたもや
長澤まさみが涙を流して訴えてた。
ドラマとしての質は悪くないと思う。丁寧に描いている印象を受けるし。
ただ、個人的には、映画版の淡白な表現の仕方が好きだし、
長澤まさみがちょっとうるさく感じるので、これからも見るかは微妙なトコ。
