大淀町立病院で女性が19の病院で受け入れを断られ、
やっと手術をしたが結局死亡した件が話題になっているが、
私の親戚にも病院のたらい回しがあった。今日はその顛末について。
親戚が3日前から、目まい、ふたつき、言葉が出ない等の症状を家族に訴えた。
結論からいうと、何でもなかったのだが、
家族は、脳梗塞とか脳卒中の前触れか?と案じた。
「家庭の医学」には、なるべく早く専門家に見せるべし、と書いてある。
幸い近所に公立のA病院があり連れていった。
しかし症状を訴えたのが昼すぎで、すでにA病院は受付時間外。
でも受付に掛け合ってみる。
なにしろA病院はベッドが1000近くある、大きい総合病院。
なんとかなる、と家族は信じて疑わなかった。
だけど、そうは問屋が卸さなかった。
なんでも、こういう症状は「神経内科」の医者に診てもらうものらしい。
しかし、神経内科の医者が今、いない。
全員病棟に上がってしまって、今は外来を診ることができない、と言われた。
また、症状からして絶対に入院が必要。
今は神経内科の入院用ベッドが満杯なので、
入院できる他の病院にいった方がよい、と神経内科の医者が受付を通して伝えた。
家族は、まだ専門医師に診てもらってもいないのに、
入院できない事を理由に診察してもらえない事の理不尽さを主張したが、
聞き入れてはもらえない。
そこで、A病院では緊急外来も夕方からやっているので、夕方まで待つことを希望した。
だけど、その夜は緊急外来に「神経内科」の医者はいないので、ムダ。
とにかく他の病院へ行け、と言われたのだ。
で、仕方なく、A病院の受付で、車で5分の所にあるB病院を紹介してもらった。
B病院は、ちゃんと診てくれた。
だけど、小さな病院なのでB病院には、検査機械がない。
そして、検査機械があるA病院を紹介するから、そちらで診てもらうよう指示された。
なんだそれ。
またもやA病院へとんぼ帰り。
確かに、A病院では、神経内科の医者いなかった。
だけど、「脳神経外科」の医者はいた。
脳神経外科でも、一応の診断はできるらしい。
紹介状の威力はすごいな。脳神経外科の医者に、今度はちゃんと診てもらえたそうだ。
結局なんでもなく、入院ももちろん必要なかった。
専門家のくせに、素人の訴えを鵜呑みにして、
とにかく受付時間外に診ない事に尽力する医者。
この日は、A病院→B病院→A病院と回ったことに。
大淀町立病院の19件に比べれば、全然大したことはない。
だけど、この程度の病院のたらい回しって結構あるのだろう。
何にもなかったから良かったけど、
生命に別状があったら、と思うとぞっとする。
ネットで調べたら、このA病院の神経内科の責任者である医者は、
「このような症状があったら、一刻も早く病院へ」と
講演会を開いている。どうやら権威らしい。
そりゃあ、理論と実践は違うって事は分かってるし、
医者が24時間戦えないのも分かってる。
一概にA病院を責められない。
だけど、緊急を要する場合、患者側からすれば、
受付時間とか、医者の過剰労働まで考えられない。
脳梗塞になった時、紹介状がない病人は、
診てもらえないという現実に愕然とするばかりだ。 