2007-01-14 Sun
「懐かしい」「思い出」のスタート地点  〜 浅田真央ちゃん発言より〜
「エアロと滑れていい思い出になりました」。

1月4日に浅田真央ちゃんが、愛犬エアロと
エキシビションで滑ったときのコメントだ。

また、最近友人と久しぶりに会ったのだが、
その友人が4年前のことを「懐かしい」と表現」してた。

何が言いたいかというと、
真央ちゃんの時間の感覚も、友人の時間の感覚も、
私とあまりにもずれてるのが興味深かったのである。

私にとって、「懐かしい」といえるのは少なくとも5年以上前のこと。
さらに、「思い出」と呼べるのは10年以上前のことだ。

5年以内に起こった出来事はまだまだ生々しくて、
「懐かしい」などとはとてもいえない。
友人の「懐かしい」感覚は、私からすれば早すぎる。

さらにもっと早いのが、真央ちゃんである。
たった今起こった事を、すでに過去の事のとしてとらえている

本来「思い出」って、その出来事が起こって、
かなりの期間経過した後、使う言葉のはず。

「思い出す」ってのも、
過去のことを心によみがえらせるって意味だし。

今の私にとって「思い出」って言葉は、
学生時代を振り返ったときに使う言葉。

だけど、真央ちゃんは、
まだ訪れてもいない未来の時点に立って、
今日起こった出来事を過去(=思い出)として
いずれ振り返ることができると語ったのだ。

真央ちゃんは、スケート選手であり、
「現在の自分」を表現する毎日を送っている。
決して普段から思い出作りにいそしんでるわけではない。
その真央ちゃんまでが、こういう表現をしている。

みんな、今は今で一生懸命生きるけど、
年とったとき、振り返る価値のある過去を欲しがってる
ってことなのだろうか。

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