2007-02-26 Mon
作詞家に軍配! 〜森進一「おふくろさん」騒動〜
今回の森進一が歌詞を追加した騒動で、
改めて「おふくろさん」の歌詞を読んでみた。

まず、本体の歌詞。
ワイドショーで知ったのだが、
作詞家の見解では、おふくろさんは「仏」なのである。

おふくろさんよ おふくろさん
空を見上げりゃ 空にある
雨の降る日は 傘になり
お前もいつかは 世の中の
傘になれよと 教えてくれた
あなたの あなたの真実
忘れはしない


なるほど、と思った。

仏教に「お慈悲」という言葉がある。
仏・菩薩が人々をあわれみ、楽しみを与え、苦しみを取り除くことである。
仏の慈悲は、子の心が母の心に触れて安らぎを与えるように、
全ての人の心に安らぎを与える。
ぶっとの悩み相談室参照。別に信者ではないです。)

「おふくろさん」はそういう仏の存在を母に仮託している歌なのである。

一方の森進一がイントロ部分に挿入した歌詞。

いつも心配かけてばかり
いけない息子のぼくでした
今はできないことだけど
叱ってほしいよ もう一度


ありがちな、マザーコンプレックスを持つ男の独白である。

この歌詞なら、「東京タワー」に使えるんじゃないだろうか。
「東京タワー」のあらすじを全く知らないんだけど、マザコン男の話らしいし。

「仏」と「マザコン」の世界は相容れない。
作詞家が怒るのも、もっともなのである。

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