2007-08-23 Thu
さよなら欽ちゃん
萩本欽一は、「欽ちゃん」と呼ぶしかない。
欽ちゃんについて語るときは、欽ちゃんと呼ぶしかないのである。
そりゃあ「萩本欽一がさ〜」と語ることもできないわけではないが、
「萩本欽一」と呼ぶと変にこだわってるみたいな印象を与えてしまう。

要するに、欽ちゃんを欽ちゃんとよぶとき、
まるで谷亮子をヤワラちゃんと呼ばなきゃならないのと、
同じジレンマを感じるわけである。

ああ、呼びたくない。

まあ、そんな私のジレンマなどはどうでもいいが、
欽ちゃん、24時間テレビでマラソンを完走したわけである。
視聴率も良かったようだし、募金額も相当集まったみたいだし、
欽ちゃんさまさま、と言ったところだろう。

そして、ときどきTVで見かける欽ちゃんに辟易している私でさえも、
24時間TVのマラソン中継をみてさほど嫌悪感を抱かなかった。
正直これは意外であった。

でも、これは欽ちゃんが久々に視聴者に受け入れられたわけではない。
欽ちゃんが余計なつっこみをせず、何も言わずに走ったから、
そして肉体的にマラソンを走るには限界だったから、
欽ちゃんを受け入れたのである。
万が一欽ちゃんが欽ちゃん走りをしようものなら、
すぐさまチャンネルを変えた視聴者がいたはずである。

欽ちゃんが有効なのは24時間TVのマラソンランナーとしてだけであって、
これを機に欽ちゃん再ブレークとは行くはずはない。
いわば芸能界の引退レースといったところか。

さよなら欽ちゃん。素晴らしい花道だったと思う。

それにしても、昨年アンガールズをマラソンランナーに起用したとき、
番組制作者が
「ひょろひょろのアンガールズが走れば
視聴者の同情を買うから視聴率もあがるだろう」
というような意味のことを発言していた。

この製作者は人を人とは思ってないな、と思ったが、
そのアンガールズが昨年余裕でゴールしてしまったので、
今年は百パーセント、ボロボロになってゴールしてくれる人を選んだわけだ。
そういう意味で欽ちゃんという選択肢は大正解。

しかし欽ちゃん以上のランナーを発掘するのは至難の業だと思う。
いっそのこと、今が旬の小島よしおにみそぎのマラソンをしてもらう、
というのはどうですかね。
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2007-06-04 Mon
24時間テレビのBGMは「負けないで」に確定
今年の24時間テレビのマラソンランナーは欽ちゃんなわけである。
だから、というわけではないが、
ZARDの坂井泉水の転落死のニュースを聞いた後、不謹慎ながら
マラソンのBGMに「負けないで」が流れるのかってことが、
とにかく気になってた。

そんな私の悩みに終止符を打ってくれたのが
ミスター24時間テレビ、徳さんこと徳光和夫だ。

今日徳さんは、今年も24時間テレビで「負けないで」が流れることを、明言。
今年の8月19日の夕暮れ時、
欽ちゃんが「負けないで」をBGMに、ヨレヨレになって武道館付近を走る映像が
お茶の間(死語)に流れることは、ほぼ確定である。

しかし、どうなんでしょうね。
徳さんは、これを明言する前に、坂井泉水の病状についてふれている。
子宮頸がんが、肺に転移。これがかなり危険な状態であることを説明。
さらには、坂井泉水もこれを知っていただろうってことを説明。
私には坂井泉水が自殺だったことを
ほのめかしているようにしか聞こえなかったんだけど。

自殺したってことは病気に負けてしまったってこと。
なのに「負けないで」ってBGMはいいのだろうか。
負けることがいけないなんて、これっぽっちも思わない。
だけど、番組の流れとしては、非常に不適切な感じがしたんだけど。

自殺だと断定されてたら「負けないで」を使わないだろう。
自殺とは断定されてないから、番組を盛り上げるツールとして
使おうってことなんだろう。
それなら、死亡原因には触れずに放送すべきだったと思うんだけど。

昨年のマラソンランナーには、
どんなに走っても元気なアンガールズを起用して失敗。
そのせいで、批判が殺到した。

今年は確実にヘロヘロになってくれる欽ちゃんを起用したのはみえみえ。
そして、坂井泉水の死を変に強調して番組を盛り上げるんだろう。
「天国の坂井さんも応援してくれてます」とか言ってさ。

あまりにあざとすぎ。
今年は例年以上に見る気が失せるだろう、24時間テレビである。
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2007-05-18 Fri
自分勝手な「どんど晴れ」ヒロイン
NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』。
ヒロイン(比嘉愛未)が旅館の仲居見習いとして働いているのだが、
ヒロインのやる事なすこと全てにイライラしてくる。

今週は、客である男の子に「さんさ踊り」を見せてあげようと
外に連れ出して問題をおこしてる。
仲居頭(あき竹城)には勝手に連れ出すなって言われてるのにもかかわらず
連れ出してるのだ。

男の子はそば粉の入った饅頭を食べてしまい、
そばアレルギー持ちの男の子は入院する騒ぎに。
おかげで仲居頭は解雇されてしまった。

ヒロインは「さんさ踊りが見たがっていたから」とかなんとか言って
自分がよかれと思ってしたってことを強調してるけど、
そんなこと言ってる場合じゃないだろう。
男の子は一歩間違えれば命に関わってたらしいし。

旅館支配人役の東幹久が「夏美が来てからすべておかしくなった!」と
叫んでたが、思わず共感してしまった。

普通ドラマって主人公の気持ちに沿って喜怒哀楽を感じてることが多いと思うが、
(@「ガラスの仮面」)
今日に限っていえば、東幹久の気持ちに同調してみた人が多かったのではないか。
そう思わせた時点でこのドラマは失敗作品だ。

今更だが、朝ドラのヒロインってどうしてみんな自己中心的なのだろう。
「私のすることって正しいでしょ」っていう自信。
自分の行いが他人には責められないっていう絶対の自信を持ってる。
あの自信はどこからくるのだ。

最初は、このドラマは『温泉へ行こう』の逆パロディーかと思った。
おかみを目指すヒロイン、パッとしない支配人、うるさ型の同僚が登場する、
という点で共通してるし。
「温泉へ行こう」はコメディー的要素があるが、
その要素を排除したのが『どんど晴れ』だと思ったのだ。

だけど、最近は「温泉へ行こう」のヒロインの方がまともに見えてきた。
地道に努力するってことを「温泉へ行こう」のヒロインの方が知ってる気がする。
まあ、これだけ悪口書いても、時計代わりに来週も見てしまうんだけどね。

あと東幹久。なんでこの人って売れてるんだろう。
パッと消えていきそうだったのに。
これって、2枚目→2.5枚目にうまい具合にシフトチェンジできた
一例なんだろうか。

最後に、草笛光子のカツラは綺麗だと思う。

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2007-02-13 Tue
国生さゆりの天下は続く  〜バレンタインの定番曲〜
『ロンドンハーツ』で国生さゆりが21年ぶりに、
当時の衣装・振り付けで「バレンタイン・キッス」を歌ってた。
あの頃のまんまとまでは言わないが、
大して違和感がなかったのはさすが。
40歳とは思えないステージで、結構楽しかった。

「バレンタイン・キッス」は、バレンタインの定番曲なわけである。

発売されてから20年以上経つが、未だに2月過ぎると
TVやコンビニで耳にする。
洋楽なら「マイファニーバレンタイン」があるが、
邦楽でここまでメジャーな曲はない。

邦楽のクリスマス・ソングは腐るほどあるのに
バレンタイン・ソングがないのは、
バレンタインは「女が男に想いを伝える日」という
大前提があるからだろう(本当は違うらしいが)。
守備範囲が狭いのだ。

だけど、いまどきのバレンタインってどうなんだろう。
女子中・高校生が男子生徒に告白するというイベントは
存続しているのだろうか。
怖いものなしの今どきの女子中・高校生は、
バレンタインなど待たずに、とっとと告白してるのではないか。

放課後、意中の男の子の靴箱にチョコを入れたり、
待ち伏せして「好きです」とかなんとか言って気持ちを伝えたり。

まだまだ、こういうイベントをこなしてる女子中・高生は、
いるのかもしれない。

しかし、こういう純朴な女子中・高生ををテーマにした歌詞は、
J−POPとしては、もはや時代遅れなのである。

また、社会人の女にとってバレンタインといえば
「会社で義理チョコを配る日」である。
義理チョコについて歌っても定番曲になるわけない。

さらに、ミチルさんが書いてるように
バレンタインデーに「自分で食べるためにチョコを買う女」が増えてるらしい。

だけど、「毎日お仕事大変。
今日は、特別に自分へのご褒美にチョコを買おう」
なんて歌詞の曲が定番曲になれるわけない。

新しいバレンタインの定番曲は作りづらい状況にあると思う。

こうして来年も再来年も
国生さゆりの「バレンタイン・キッス」は、
2月過ぎあたりから流れ続けるのである。


GOLDEN☆BEST/国生さゆり SINGLES GOLDEN☆BEST/国生さゆり SINGLES
国生さゆり、国生さゆりwithおニャン子クラブ 他 (2002/11/20)
Sony Music Direct


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2007-02-11 Sun
親友を有効利用する高部知子
高部知子と岡田有希子は親友だったんだって
写真週刊誌に「ニャンニャン写真」が掲載されショックを受けた
高部知子を、岡田有希子が励ましてたんだって

「Dのゲキジョー」で高部知子が証言してた内容である。

番組内では、週刊誌に掲載された写真の「真実」についても語ってた。

なんでも、友人達に促されてタバコを持ってベッドに入り、
「積木くずしポーズ」を撮影した写真なんだと。
性行為後にタバコを吸ってたわけじゃない。
それなのに、この一枚の写真で彼女の人生は大きく変わった。

励ましてくれた岡田有希子(番組では佳子という名前で放送)の
自殺にショックを受け、自分も自殺未遂を5回。
その後結婚はしたが離婚。
子供2人ともに心臓に病気あり。

だけど、大学に入学し心理学を勉強し無事卒業。
「どうせ人間は死ぬんだから、頑張って生きていこう」
みたいなことを言ってた気がする。
「苦難を乗り越えました」って感じで、すっかりいい話に仕上がってた。

だけど私は、
高部知子を見てて、石原真理子を思い出したんだけど。
なんか同じ匂いを感じる。

石原真理子の場合は、過去の男性の暴露本を書いた。
そして、「家族持ちの相手の男性の迷惑も考えろ」って批判されてた。

一方の「Dのゲキジョー」の高部知子。
励ましてくれる親友が存在した、
その親友の死を乗り越えたっていうのは、
いかにも「良い話」に着地しそうである。

だけど、高部知子は、岡田有希子の自殺を、
「苦悩した自分」を語るための道具に使ってる

死んでしまったとはいえ、岡田有希子にしてみれば、
自殺したことなんて触れて欲しくはないだろうに。

自分に都合がよければ、なんでも利用するという点で、
石原真理子も高部知子も同じだ。
相手の気持ちなどお構い無し。
相手が生きているか死んでいるかの違いだけ。

悪人扱いの石原真理子も
すっかり立ち直った善人扱いされてた高部知子も、
根本は一緒である。

自分を売り込むために死んだ人を有効利用してる感じがして、
「Dのゲキジョー」は石原真理子の記者会見以上に不愉快だった。

まあ、本当の親友なら、自殺した事なんて、何年たっても、
自分を売り込むネタに使わないだろうけどね。

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